社会人になってびっくりしたことの一つに、
会社に届くお中元やお歳暮があったりします。
もちろんこちらからも贈っていますが、
届いたお歳暮などのお礼って、
けっこう新人に回ってくることが多いですよね。
この時のお礼なんですが、
メールで済ませていいものなのか、
周りにはなかなか聞けなかったりします。
メールでお礼状を出す場合でも、
なんて書いたらいいのかわからないことも。
今回はこっそりとお礼はメールでいいのか、
何を書いて送ればいいのかをお教えしちゃいます。
会社に届いたお歳暮のお礼状はビジネスだけどメールでいいのか
まず、お歳暮を贈ってくれた方が、
自分の会社にとって身近な存在なのか、
親しい関係かどうかが分かれ道です。
上下関係がなく利害関係もない、
単に親しいお付き合いからのお歳暮であるなら、
メールのお礼状だけで済ませてもいいですし、
メールを受け取った方も不快には思わない場合が考えられます。
まあ会社に単に親しいおつきあいがあるかは疑問ですが。
ですが、会社ではお歳暮を贈ってくれた方が、
仕事上の付き合いや、
目上の方などの場合がほとんどですので、
メールによるお礼状だけでは、
失礼に当たる可能性の確率がかなり高くなると思われます。
メールを送るにしても、
郵便よりは早く届くという観点からの
『とりあえず』という意味のものです。
基本的には、あくまでもハガキなどで、
お礼状を贈ることを大前提にして、
相手に受け取った旨をお礼として、
取り急ぎお伝えするツールとしてメールを利用しましょう。
お歳暮のお礼状 メールの場合の書き方
お礼状をメールで送る場合の、
ビジネス用例文を参考までに二つご紹介します。
あくまで『とりあえず』『取り急ぎ』ですので、
その日か翌日までには、
正式にお礼状を送るのがマナーだということをお忘れなく。
例文①
この度は結構なお歳暮の品をお贈りいただきありがたく存じます。
関係者一同ありがたくいただきました。
弊社もさらに尽力して参りますので、今後とも変わらぬお付き合いの程よろしくお願い致します。
貴社の皆さま方の益々のご発展をお祈り申し上げます。
恐縮ですが、取り急ぎメールにて御礼申し上げます。
例文②
師走の候、貴社におかれましては益々のご隆盛のこととお喜び申し上げます。
さて、この度は丁寧なお歳暮のお品を頂戴致しまして大変恐縮でございます。
心よりお礼申し上げます。
寒さが更に厳しくなる頃ですが、お身体にお気をつけ下さいませ。
貴社の益々のご健勝とご活躍の方心からお祈りいたし、取り急ぎお礼の挨拶とさせていただきます。
①も②もあくまで例文です。
お礼状の形式を守ることも大切ですが、
それ以上に自分に気持ちを、
しっかり込めた文章にすることが大切です。
そして、メールはあくまでも『仮』。
とりあえずなので、
きちんとしたお礼は別に改めてする、
ということも伝えましょう。
さいごに
お礼状をメールで送る時代になったんですね。
ちょっと前までは考えられなかったことかもしれません。
ですが、お礼の気持ちを、
すぐに伝えられることはメールの利点ですから、
後で、正式なお礼状を出すこと前提であれば、
相手も悪い気はしないと思います。
就職の採用、不採用の可否も、
今はメールで送る時代。
一番早く伝えられるツールとしては、
メールを活用していくことも、
時としてビジネスにおいても正解な場合もありますね。