お祭りや花火大会と浴衣を着る機会も多い夏。
でも思った以上に暑くて汗をかいた、
なんて経験ありますよね。
汗で濡れた浴衣。
洗わなきゃと思うけど、
クリーニングに出すのはお財布にきついんです。
「なんとか自分で洗えないかなぁ」
そう思いませんか?
オマカセください!
実はかなりの確率で浴衣は自分で洗えます。
しかも『洗濯機』で!
ほんのちょっと洗い方しだいで、
十分キレイになりますよ!
浴衣は洗濯機で洗い方しだいでイケます♪
本当は自分で洗うのなら手洗いがいいのはわかっています。
でも面倒くさいんですよね、正直なトコ。
洋服でも『手洗いOK』の洗濯表示があると、
洗濯機で洗えることって多いですよね。
浴衣も同じなんです!
自分の浴衣が選択できるか確認しよう
最近の市販の浴衣には、
洋服と同じように洗濯のためのタグが付いていることが多いです。
まずはこのタグに
『手洗いOK』のマークがあれば、
大体は洗濯機でイケます!
タグがなくても浴衣の生地の素材が『綿』なら、
洗えると思って大丈夫です。
最近の浴衣はポリエステル混合もありますが、
綿にしろポリエステルにしろ選択できる素材なので、
自分で洗えることがほとんどです。
ただタグがついてなくて素材がはっきりわからない場合は、
ちょっと自分で洗うのは慎重にしておきましょう。
もしも麻の浴衣だと縮む場合が多々あるし、
絞りの浴衣は絞りが浅くなるという事態になってしまうかも!
絹はもってのほかです!
来年も着たいと思う浴衣で自分で洗うのが不安な場合は、
クリーニングに出した方が安心かもしれません。
クリーニングの料金はお店や素材でかなり幅がありますが、
1000円〜3000円くらいで考えておけば、
それほどの誤差はないと思います。
チェックするポイントがもうひとつあります。
それは『色落ち』!
浴衣の染料によっては色落ちしやすい場合がありますので、
色落ちが激しいものはクリーニングに出した方がいいですね。
色が落ちやすいかどうかは、
けっこう簡単にわかります。
白いタオルに水を含ませて、
浴衣の色の部分をポンポンしてみましょう。
そのときにタオルに色が移ったら、
色落ちしやすい染料の確率が高くなりますので、
諦めてクリーニング店に行きましょう。
その際ひとこと、
「色落ちしやすいです」
と伝えておくと気をつけてもらえますよ。
洗濯機で洗いましょう!
洗濯機で洗うのは慣れたものです。
手間もかからないしコスパもいいですよね。
洗い方はそれほど特別なことをするわけではありません。
- 浴衣をきちんとたたみます
(干したときにシワが少なくなるため) - ネットに入れます
- 自宅の洗濯機に『手洗いモード』があれば手洗いモードを選んでください
ない場合は『弱水流』があればそちらでも可
それもなければ普通でOK - 洗剤はおしゃれ着用(エマールやアクロンなど)
- 脱水は軽めがおすすめです
どうですか?
普段の選択とそれほど変わりはないと思います。
あとは洗濯が終わったら干す前にちょっと一手間。
浴衣はパリッとしていた方が着心地がいいので、
糊付けをしましょう。
液体洗濯のりを通常より薄めにして、
ネットから出した浴衣をたたんだままつけます。
絞らないで軽く押さえるように水を切って、
バスタオルで挟んでさらに水気を切ります。
これで糊付け終了!
糊付けは干した後に仕上げでスプレータイプのものを使用するのでもOKです。
浴衣を洗濯機で洗ったときの干し方のコツはこれ!
浴衣を干すときは洗濯バサミはNGです!
物干し竿にひっかけるのも避けましょう。
ポイントは形を崩さないように干すことなんです。
干し方としては、
外に干すならまずは裏返しにしてから干すと、
日差しによる色褪せが防げます。
室内に干す場合は、
脱水を軽めにしているのでちょっと乾くのに時間がかかるから、
扇風機やエアコンなどのそばに干すと、
風が当たって早めに乾きます。
次にできれば物干し竿に袖を通して干すか、
専用の着物ハンガーに干しましょう。
両方ともない場合は普通のハンガーでもOK。
袖をしっかり広げることで、
乾いたときのシワを減らせますし、
型崩れも防げるのでここはポイントですよ!
浴衣の縫い目の縦の部分を下に引っ張るようにして、
しっかり整えておくことも型崩れ防止のコツ。
干した後に浴衣全体を手のひらでパンパンと叩くのも、
シワ防止になりますね。
最後に大体乾いてちょっと湿ってるかなくらいでアイロンがけをすると、
しわがきれいになります。
まだ糊付けをしていない場合は、
このアイロンのときに、
スプレータイプの糊でパリッとさせましょう!
浴衣は洗濯機OKだけど帯はちょっと待って!
浴衣は洗濯機できれいになりました。
「帯はどうするの?洗う?」
基本的に帯はめったに洗いません。
シミができたらシミ抜きはしますけど、
汗で湿ったくらいなら陰干しで干して乾かして終わりですね。
もちろん帯も素材や物によっては洗えます。
柔らかい素材の可愛いアクセントになる
『兵児帯(へこおび)』などは、
大体洗っても大丈夫です。
あとは洗濯表示がついていて、
『手洗いOK』なら洗えますが、
帯は洗濯機より手洗いをおすすめします。
単の帯なら洗濯機でも大丈夫でしょうが、
それでも帯は手洗いの方がいいですね。
帯も色落ちが心配な場合は、
浴衣の時と同じでタオルで試してみてください。
まとめ
せっかくの浴衣です。
楽しい夏を演出してくれた浴衣を、
キレイにしてしまいたいものです。
クリーニングに出さなくても、
洗濯機で十分キレイにできますので、
選択できるのかしっかり確認して、
ササっと洗ってしまいましょう。
糊付けや干し方などいつもと違う点もありますが、
やってみるとそれほどでもないんですよ。
今年はちょっと浴衣を自分で洗うことにチャレンジ♪