夏休みはもちろん、
国語について回るのが『読書感想文』!
「また書くの?」
なんて思わず眉間にしわ寄せちゃいますよね。
「まあなんとかなるよね」
と思ってついつい後回しにしがちじゃないですか?
でも気がついたらもうやばい感じになっていること、
正直あるんですよね。
まだ本も読んでないどころか、
何を読むかさえ決めてないなんてことも。
中学生にもなると2〜3枚の原稿用紙で済ますわけにもいきません。
そんな待った無しの状態のあなたに、
読書感想文の書き方のコツについて、
こっそり教えちゃいましょう。
どんな本を選べばいいかまでいきますよ!
読書感想文の書き方は中学生ならまず構成!
誰もが聞いたことがあると思いますが、
読書感想文などを書くときには、
「『起承転結』が大切です」
なんて言われませんか。
そんなのなんとなくだけど知ってますよね。
わからないのはその『起承転結』なんですよ!
ここではその『起承転結』を、
もっとわかりやすく教えちゃいましょう。
読書感想文の構成
①書き出し
どうしてこの本を読もうと思ったのか。
まずはここからです。
なんとなく帯や推薦文、あらすじなどで、
本の内容がわかっていますよね。
なので読む前の自分は、
この本に対してどう思っていたのかを書きましょう。
その本の意味や言いたいことがわからなくても、
帯の推薦文などで、
「○○と言っているがどういうこと(意味)なのか」
みたいなことでもいいんですよ。
最初は疑問から始まっていいんです!
②本のあらすじ
その本の内容がどんな話なのかを書きます。
主人公が何をどうしたとか、
どういう時代背景でどんなことがあったのかなど、
本当にあらすじですね。
③感想
ここでは本のストーリーというか、
あらすじに対しての第一印象みたいな感想です。
主人公の行動に対してや、
話自体にあなたがどう感じたかを書きましょう。
④自分ならどうする?
今まではどこにでもある感想文ですが、
ここからオリジナリティーを出していきます。
主人公の行動や言葉に対して、
自分ならどうするかを書いていきます。
自分の経験してきたことや、
主人公の変化などを自分と比べてみるなど、
ここで自分という存在を主張します。
過去の自分なら主人公の立場になったときにどうしたかや、
今の自分ならどうするなど、
自分に置き換えて考えてみたことを書くと、
あなただけの感想文らしくなります。
⑤結論
読んで自分はどう変わったかや、
最初に思っていた疑問にどんな答えが出たのかを書きます。
読んで自分がどうしていきたいと思ったかや、
参考や反面教師などどう取り入れていくのかなどを、
しっかり書いていきましょう。
まとめは感想ではなく、
結論を書くことがポイント。
この本読んでこれから自分がどうしていくのか、
何を学んだのかを書いておくことが大切です。
だいたいこの5点を押さえておけば、
そこそこの長さになりますし、
まとまった感想文になると思いますよ。
本を読むときにこの点を意識して読めば、
感想文が書きやすくなるはずです。
読書感想文は中学生なら書き出しのコツはコレ!
文章を書くときのポイントは、
書き出しにあると言っても過言ではありません。
最初の掴みが大事って、
お笑いなんかでも言いますよね。
書き始めに先生が興味を持つようなことが書かれていたら、
もうそのあとはちょっとくらいもたついても、
最後まで一気に読めてしまいます。
ということはこの書き始めさえキッチリ押さえられたら、
読書感想文は完成したも同然?
とにかく『書き出し』はとっても重要なんです!
ではどんな書き出しがいいんでしょうか。
具体的なコツですが、
ポイントはこんなところです。
- どうしてこの本読もうと思ったのか
- 本を読んだ感想を簡略にまとめて書く
- 読んだ後に自分が変われそうな(学べそうな)ことを書く
- どうしてこの本と出会うことができたのか
- 自分のことから書き始める
こんな自分なので、真逆な内容が気になったなど - 読んでみての疑問点から入る
主人公はなんでこんなことをしたのかなど - 印象に残ったセリフから
どうしてこんなセリフを言ったのか気になった
などを書くことです。
これは最後の結論に繋がっていき、
それがこの読書感想文のテーマになるわけです。
面白そうというきっかけには、
面白そうと思った理由が必ずあるはずなんです。
なのでただ単純に
「面白そうだったから」
と書き始めるのではなく、
例えばサッカー関連の本だったら、
「自分もサッカーをやっているので参考になると思った」
とかでも全然OKなんですよ。
これだけで「どうして」がわかるので、
読書感想文を読む人は、
感情移入がしやすくなるんですね。
読書感想文は中学生ならこんな本を選ぼう
読書感想文は本を選ぶ段階でつまずく人も多いですよね。
普段本を読み慣れていないと、
感想文にあった本を選ぶだけで、
もうなんだかイヤになってきてしまいがち。
そんなあなたが『書きやすさ』を重視して選ぶのなら、
大きなポイントはこれ。
自分と共通点がある本
これが意外と大事だったりします。
- 主人公が自分と同じ悩みを持っている
- 主人公が同じ部活
- 自分が主人公の立場ならどうするかが考えやすい
などだと、
過去の自分に置き換えたり、
今の自分を見つめられたりと、
これからの自分に活かせるようなことがありそうですよね。
まとめ
どうでしょうか。
なんとなくかけそうな気がしてきましたか?
中学生にとって読書感想文は意外と大事です。
この後の受験にも役にたつかもしれませんよ。
本を選ぶところから読書感想文は始まっています。
面白かったり人気のある本が、
読書感想文が書きやすいわけではありません。
読書感想文の構成を考えながら、
読んだら面白そうで、
感想も書きやすそうな本を選んで、
サクッと宿題を片付けちゃいましょう。