江戸時代には『変わり咲き』という、
八重咲きの朝顔が評判で、
明治にはその人気から、
今の『朝顔市』の原型みたいな市がスタート!
大正時代にはその人気も廃れていって、
一緒に変わり咲きも消えていき、
今の丸い朝顔が主流になりました。
戦後荒廃した世情を明るくしようと、
朝顔市が復活して、
今の『入谷朝顔まつり』になったわけです。
とちょっと歴史を語ってみましたが、
そんな歴史ある朝顔市で、
朝顔を買ってみたいって思いませんか?
自分で育てる朝顔とは、
全然違う朝顔がそこにはあるんです!
入谷朝顔市で買うのは伝統か長期か?
入谷の朝顔市には約120の朝顔業者が集まって、
それぞれ丹精込めた朝顔が、
所狭しと並べられています。
これだけ多種多様の朝顔を一同に見ることができるのは、
そうそうない経験ですよ。
せっかく行くなら1鉢くらい購入したいですよね。
でもどんな朝顔を買ったらいいのかわからない、
そういう方も多いのではないでしょうか。
昔ながらの朝顔はらしさがいい!
人気が高い朝顔は、
やっぱり『団十郎』ですね。
この朝顔は江戸時代の歌舞伎役者だった、
2代目市川團十郎(海老蔵様の祖先)が愛でた朝顔で、
現在ではとても貴重なものなんです。
『団十郎』は海老茶色の花の朝顔で、
本当に貴重なものだから、
見つけたらラッキーなくらいのレア!
もし見かけてちょっとでも気に入ったら、
迷わず購入してOKなくらいですよ。
他にも『曜白』は白と紫のコントラストが、
キレイでいて可愛らしい感じが朝顔らしいです。
『桔梗』は花の形が桔梗に似ていて、
ちょっと普通の朝顔とは雰囲気が違います。
どの朝顔にしていいか迷ってしまうなら、
4色のランダム朝顔のセットタイプがオススメです♪
どんな朝顔なのかは咲いてからのお楽しみ!
なんだかんだで1番売れているとかいないとか?
西洋朝顔は長く咲く
ここ数年人気の『西洋朝顔』と言われる種類の朝顔も、
随分と朝顔市で見かけるようになりました。
初めて購入した時はまだ数も少なくて、
物珍しさで買って帰ったけど、
花は大きいし秋くらいまで咲いてくれるしで、
かなり楽しめました!
ただ買う前の注意点!
普通の朝顔よりツルがとにかく上に伸びますので、
けっこうスペースが必要になります。
マンションなどのベランダに置くと、
下手すると物干し竿やベランダの手すりに、
巻きいて大変なことに!
庭だとグリーンカーテンくらいにはなります。
マメに気をつけておけば大丈夫なので、
しっかり買うときに注意点を確認しておきましょう。
花はとても見応えがあるので、
購入はおすすめですよ☆
いい朝顔の見分け方
やっぱりどうせ買うなら、
長くたくさん花の咲く鉢を選びたいですよね。
小学校時代に自分で育てた朝顔は、
売られているものと比べると、
なんだかすごくさみしいものだったような気がします。
チェックポイントとしては、
- 茎が太いものを選ぶ
- 葉の発色が良く厚めでピンとしている
- 蕾がたくさんついている
最低でもこの3点はチェックしたいところです。
が、
混雑してるし正直よくわかりません。
1番いいのはお店の人に相談すること!
「青っぽい色がいい」
「たくさん咲きそうなのはどれ?」
など恥ずかしがらずに聞いてしまうことです。
お店の人は聞いても嫌がらずいろいろ教えてくれるし、
おすすめの朝顔を探してくれます。
朝顔市のポイントは、
恥ずかしがってはダメということ!
買って帰った朝顔がよかったら、
次の時も同じ店で買いたいなんて思いますよね。
「でもお店の名前がわからないし」
そんな時はとにかくお店の上についてる番号を覚えておくことです。
この番号は変わらないので、
次の年も番号頼りに行くことができますよ。
入谷の朝一にせっかく行くなら買いたいけど値段が気になります!
「朝顔は買いたいけど値段が気になる」
そうですよね。
そこはとっても重要です。
朝顔市では実は価格は統一されているので、
どこのお店で買っても同じ値段なんです!
小さい鉢は800円
5本支柱の『行灯』は2000円
これはほぼ毎年変わらないですね。
「ちょっと高くない?」
確かに高く感じられるかもしれませんが、
朝顔は1年かけて業者さんが本当に丹精込めて育てています。
それには経費もかかるし人件費もかかりますので、
これくらいは仕方がないかなぁ・・・と思います。
自分で種や苗を買って育てても、
やっぱり朝顔市で売られている鉢のようにはなりません。
(管理人が下手だからかもしれないけど)
一夏の目と心の保養代なのかも。
朝顔市で買った朝顔には、
下谷観光連盟と入谷朝顔実行委員会公認の札(タグ)がついているくらい、
品質には自信があるんですね。
本当に立派な朝顔です♪
まとめ
朝顔は思った以上に種類や色があるので、
実際に朝顔市に行って、
お気に入りの朝顔を見つけてみませんか。
暑い夏の朝、
キレイな大輪の朝顔で爽やかな1日を始めてみるのも『粋』ですよ。
入谷朝顔まつりについてはこちら↓の記事で紹介してます♪