父の日の由来や意味って?いつから始まってなんでバラを贈るのか!

父の日のバラ

『母の日』が終わると次にやってくるのが『父の日』です。

6月の第3日曜日となっているけど、
なんでこの日に決まったの?

だいたい父の日って母の日ほど由来とかってよくわからないですよね。

しかもバラの花を贈るって言うけど、

「なんでお父さんにバラ?」

って思いませんか?

 

幼稚園の頃から父の日に似顔絵描いたりしてきたけれど、
父の日って本来どういう日なんでしょうか。

きちんと『父の日』の由来や意味を知ると、
どうしてこの日があるのかが納得できます。

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父の日の由来や意味は知っておいても損ではない

『父の日』は元々はどこからきたのか知っていますか?

実は日本が勝手に決めたわけではないんです。

父の日はアメリカ生まれ

母の日がアメリカの少女が偉大な母親を敬う思いから生まれたのなら、
父の日はその母の日がきっかけだったんです。

『母の日』が制定されたことを知った、
ソノラ・スマート・ドット(後のジョン・ブルース・ドット夫人)さんが、
牧師協会に

「お父さんに感謝する日だってあっていいのでは」

と、嘆願し続けたことからなんです。

父の日が生まれた由来

ソノラさんがそう訴えた理由は、
彼女の境遇からでした。

父親が軍人だったソノラ。

1861年の南北戦争が始まって父親は戦地へと向かいます。

父親が戦地に赴いている間、
お母さんは女手ひとつで6人の子どもを育てながら、
必死に働いて父親の留守を守っていました。

 

終戦後、父親は無事に戻ってきましたが、
間も無くお母さんは過労によって亡くなってしまいます。

そして今度は父親が6人の子どもを、
男手ひとつで育てていくことになったんです。

 

父親は再婚することもなく、
ひたすら子ども達を働きながら育てきって、
全員の成人を見届けて亡くなりました。

 

ソノラはこの6人兄弟の末っ子だったんです。

父親の苦労や愛情に、
母の日のことを知ったソノラが、
父にだって感謝の日があってもいいのではと思うのは、
当然のことですよね。

 

そして牧師協会に嘆願して、
父親の誕生日だった6月の第3日曜日に礼拝をしてもらったことから、
翌年1910年6月第3日曜日に、
初めて父親の日の祝典が催されたんです。

 

とはいえ父の日がメジャーになるにはそれから6年の歳月ののち、
第28代大統領が父の日の祝典で演説したことから、
やっと広く知れ渡ることになりました。

 

さらに50年後の1966年に、
ようやく大統領令によって6月第3日曜日が父の日になり、
1972年に正式に国の記念日となったんです。

 

「え?けっこう最近?」

そうなんです。

本家のアメリカでも、
思ってた以上に新しい記念日だったんですね。

父の日って日本ではいつから始まったのか!

日本の父の日も6月の第3日曜日。

完全にこのアメリカの父の日からだということはわかりますが、
いったいいつ頃日本に根付いたんでしょうか。

日本の『父の日』

日本に父の日が認識されたのは1950年と言われています。

アメリカの父の日を考えると、
かなり早くから日本でも認識されていたんですね。

 

広まり始めたのはその5年後あたりからで、
行事としてある程度一般に知れ渡ったのが、
1980年台になりますので、
やっぱりかなりかかりましたね。

 

知れ渡った理由は日本らしいといえばらしい、
デパートが父の日イベントを展開したからとの説が有力。

今では『日本ファーザーズ・デイ委員会』が、
きっちりと仕切ってくれています。

黄色いリボン

この委員会が勧めているのが、

「父の日には黄色いリボンを贈ろう」

なんです。

 

「なんで黄色いリボン?」

不思議ですよね。

これはイギリスの黄色いリボンが、
黄色は身を守るものという意味があるので、
愛する人の無事を祈るものということからなんです。

『幸せの黄色いリボン』ですね!

父の日に贈る花がバラなのはどうなの?

父の日のバラ

母の日がカーネーションなのに対して、
父の日は『バラ』を贈るとされています。

「なんでお父さんにバラなの?」

日本人の感覚だとそうですよね。

 

実は父の日を嘆願したソノラが、
父親の墓前に白いバラを供えたことが由来なんです。

ここは母の日と同じで、
父親が亡くなっているなら白いバラ、
存命なら赤いバラを贈ると言われています。

 

ところが日本ではなぜか『黄色いバラ』を贈るとされているんです!

 

これは先ほどの『日本ファーザーズ・デイ委員会』の黄色いリボンがポイント。

この黄色いリボンから、
日本では黄色のバラになりました。

 

個人的にはお父さんに黄色のバラを贈っても、
花の面倒も見れなくてお母さんが世話をするのは目に見えます。

バラを贈らなくても、
プレゼントやメッセージカードなどに黄色を使うことで、
十分黄色いリボンの思いは伝わるんじゃないかなと思います。

 

おまけですがこの『日本ファーザーズ・デイ委員会』って、
あの『ベスト・ファーザー賞』を開催しているんですよ。

まとめ

父の日も母の日同様、
日頃の感謝の気持ちを伝えることが一番です。

父の日の由来を知ることで、
どんな日なのかということがわかると、
またちょっと違った気持ちで、
当日を迎えられるんじゃにでしょうか。

ソノラさんの気持ちに思いを重ねて、
お父さんに照れ臭いけど、

「ありがとう」

の気持ちを伝えたいですね。

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父の日のバラ
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