女の子がいる家庭なら、
ほとんどの家が3月3日の桃の節句には、
雛人形を飾りますよね。
ところで、雛人形の飾り方ってどうしていますか?
毎年同じように飾っているから、
飾り方の意味なんて考えたことがない、
という人も多いのではないでしょうか?
今回は、雛人形の飾り方や、
関東と関西の違いについてご紹介します。
雛人形の飾り方は人形の向きで縁起がいいとかあったりする
雛人形の飾り方って、
深く考えたことってありますか?
関東であれば、
向かって右がお雛様・左がお内裏様
という家庭が多いと思います。
さらに、3段・7段飾りであれば、
三人官女や五人囃子などを華やかに飾ります。
ただ、この雛人形の飾り方にはその向きで
縁起などが関係してくることを知っていますか?
今はあまりこだわらないという人が多いようですが、
一方では、
「北向きに飾ると縁起が悪い」
ともいわれています。
気になる場合は北向きを避け、
東や南向きに飾るようにするといいですよ。
他にも、雛人形というのは、
一定期間飾るものなので直射日光は避けたいもの。
もしも置き場所が直射日光が当たる部屋であれば、
人形が日に当たらないように、
向きを考えて飾るようにしましょう。
雛人形の飾り方は関東と関西で違うんです
雛人形のお内裏様とお雛様の並べ方って決まっていますよね。
関東であれば、
向かって右側がお雛様・左側がお内裏様となっています。
しかし、関西になると全く逆なのです。
つまり、向かって右側がお内裏様・左側がお雛様なのです。
なぜ関東と関西で雛人形の位置が逆なのかというと、
これには理由があります。
まず、もともと日本では陰陽説に従うと、
陽である男性は陽の方向である左側、
陰である女性は陰の方向である右側となるのです。
しかし、昭和に入ってから東京を中心に、
西洋式である向かって右に男性、
左に女性という配置が広まりました。
その為現在では関東と関西では、
雛人形の並べ方が逆になっているのです。
まとめ
雛人形の並べ方や方向に、
決まりがあることはもちろんですが、
関東と関西でお内裏様とお雛様の向きが、
逆だということに驚きですよね。
関東から関西へ、
そして関西から関東へ嫁いだという人は、
雛人形の方向の違いにびっくりした、
という人も多いのではないでしょうか?
最近では結婚式の並びに合わせて、
関西でも新式で配置する家が増えているんですよ。
昔から女の子の健やかな成長を願って飾る雛人形。
飾り方の方向や向きに意味があるというのも、
知っておくと面白いですね。